猪上です。
プライベートオフィスにて
最近ありがたいことに
NPO(特定非営利活動法人)
からの問合せが増えました。
このグレイトフルメソッドが
NPOにも成果を発揮できることが徐々に広まり嬉しいです。
何故?専門家プロデュースのグレイトフルメソッドが
NPOの方々に広まるのか?
その理由は
”NPO法人こそ永続的に展開できるビジネスモデルを確立する”
必要があるからです。
この意見に賛同していただける方は
このコラムは役に立つと思います。
また今回はNPOとして書いていますが
スモールビジネスのビジネスモデルでも重要なテーマを
書いていますので、どんな起業家にも関係あると思っていただいて読んでいただければ幸いです。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
NPO法人というのは特定非営利活動法人と言われます。
教育・福祉・環境等を改善・改良する為に
ご自身で伝えたい想いを広めていきたい
社会を少しでも変えていきたいという
志の高い代表が設立されるケースが多いのです。
NPOを設立するメリットは
- 助成金を受けやすい
- 社会的信用がある
- 公共事業の委託がある
等があります。
細かい部分はもっとあるのですが
それは検索すれば堅苦しいページが出てきますので
参照していただければ情報が溢れています。
私の言葉は全てリアルの現場での言葉なので
実際にクライアントから聞くと上記の理由でNPOを作る方が多いようです。
何となくメリットありそうですね。
では逆にデメリットは?
1 意思決定が遅くなる
2 収益を上げるのに抵抗があるメンバーが多い
3 情報開示の義務
私が接しているクライアントの方々を意見をまとめているので個人的にそうではないという方もいらっしゃると思いますが圧倒的に1と2の方が多いです。
特によくお聞きするのはNPOを設立しようと思った代表は
永続的な発展を考えているので
いつも考え続け
熱い想いがあるのに新しい展開を作ろうとした時に回りのメンバーが反対するというケースです。
これってあちこちで良く聞くのでNPOは意思決定ができない
ということをいうコンサルタントもいます。
何故こういうことになっているかというとNPOを設立するには理事が3人以上、監事が1人以上というルールがあります。
しかし、この理事というのは95%はビジネスがわかっていません。
理由は
他で収入がしっかりある
それなりにお飾り的な方が理事なるケースが多いので理事は頑張らなくてもいいのです。
NPOの代表は
長期的な視点や進めたい施策
があるのに理事や回りのメンバーが判断できずに反対になって結局何も進んでいない、なんて話をホントよく聞きます。
コトナカレ主義なのでしょうかね?
ということで
あなたが今からNPOを始めるなら理事の人選はしっかりと一緒に成長できるような存在にすることをおすすめします。
法人であれば社長の好きなようにバシバシ意思決定できますが
NPOの代表になった途端に組織としての意思決定になります。
そして残念な事に
ビジネスを理解している理事やパートナーばかりではないのです。
既にNPOの代表であるならば自分の意思決定が通りやすい組織にするべきです。
志半ばで解散するNPOが非常に多いのは
- お互いの進みたい道や
- リスクの考え方
- ビジネスレベル
何よりも
”想い”
が違うためなのかもしれません。
あなたの想いはあなたが広めていかないといけないです。
NPOはビジネスレベルが低くて収益性も低い団体が多いのは
意思決定が遅い
その理由は代表と理事との
ビジネスレベルの違い
何よりも
想い
の違いであるのではないか?
ということです。
しかし同じNPOでも
成果を上げるNPO団体というのは
確実に存在しています。
”NPOをやっているから非営利なんだよね”
なんて呑気なことを言っているNPOの方がいるのですが、どんな事業でもコストはかかります。
そのコストをどのように賄っているのか?
というと
・寄付金を募ったり
・スポンサーがいたり
と言うのは正解です。
少なくともスポンサーには積極的に営業しているわけです。
これは法人でも同じで
広める仕組み(ビジネスモデル)
告知するアプローチ
はビジネスでは必然です。
それがないと収益にはつながらないですね。
しかし、それすらやっていないNPOの方もいるのですね。
それって非営利といいながら自分の伝えたいことを伝えるための努力を放棄していると思うのです。
なんとなくやっている風に見せているけど
- 実際は売上も少ない
- 理事に給与も払えない
- メンバーに給与も与えられない
それでもNPOが何となくでも運用していけるのは
助成金を獲得しやすいメリットがあるからです。
助成金というのは簡単に言うと国が支援する返済しないでいい資金です。
助成金に関してだけはアンテナを常に立てていて
書類の書き方とか担当者とのコミュニケーションの努力はしているのだけど
実際のビジネスはてんでダメ
こういうNPOあなたも知っているかもしれません。
またそれに追い打ちをかける
中小企業診断士の存在もややこしいのです。
中小企業診断士というのはコンサルタントみたいなもので
まさに中小企業の診断をできるはず、、
なのですが実際は資格だけは持っているけど机上の空論ばかりで具体的な戦術を持っていない人が多いのかもしれません。
少なくとも私が知る限りはほぼそういう人です。
しかし中小企業診断士はある一つの武器を持っているのです。
それが助成金です。
助成金に関しては中小企業診断士を通したほうが良いと言う風潮があるので中小企業診断士は助成金セミナーを行います。
お金がもらえる話が聞けるわけですから集客しやすいのですね。
そういうセミナーがわんさか増えてNPOやスモールビジネスはこぞって助成金を探し出していきます。
それで新たな助成金を見つけては申請を出して傾向と対策みたいなことをして実際のビジネスはおざなりになっているのですね。
勿論、こういうことばかりでは無いと思いますが
しかしNPOの方とお話すると助成金の話ばかりでるのでそういうものなのかな?
とイメージが定着してしまいました。
そして
今この瞬間にも助成金セミナーは開かれていますし普通にやればそこそこ満員です。
という助成金ばかり狙う多数派のNPOがある中で
自分の想いをしっかりと伝えるビジネスをやりたいという方
NPOの少数派がグレイトフルメソッドに来ていただいています。
NPOというメリットに甘えずに
想いを伝えるオリジナルメソッドとビジネスモデルを確立したい方です。
そして実際に
どうなっているのかというのかというと
NPOの旨味もありがながらもビジネスは
愚直な実践でどんどん成果を出しています。
こういう方こそ
想いを世に広めるために
NPOをやっているんだな
とおもいます。
こういう方をグレイトフルメソッドでは少数派といいます。
本当に成果をだすのであれば多数派ではなくて少数派になるしかないのです。
この話はまた長くなるので少数派のNPOになってください
とお伝えしてこのコラムを終了します。
グレイトフルビジネスを!
追伸:
【問合せ・紹介がありがとうございます】
冒頭でも書きましたが最近ありがたいことに問合せや紹介が多いです。
大きなNPOからも同時に2社お問い合わせいただき現在打ち合わせをしています。
まだどうなるかわからないのですがこのグレイトフルメソッドが進化していることを実感できていいですね。
ビジネスモデルを確立するためには
戦略と戦術
の2つが必要になります。
1つやればいいというのではなくていろいろ噛み合って成果になっているということです。
GMMでお伝えしている全てのノウハウはつながっていて相乗効果で成果が出るということを実感しています。
あなたもこのコラムを読んで自信をもって進んでくださいね。