グレイトフルメソッドの猪上です
商品開発の最初のステップは、
アンケートや日ごろのトークで
顧客のニーズの把握をすることです
ニーズを把握して、すぐに商品が思いつかなくても、
解決法は必ずあります
悩み事を聞いたら、必ず解決策はあるはずだと思って考えることです
解決のためにリサーチをすれば、答えは世の中にあります
次のステップは、
そのジャンルの本を20冊買うことです
顧客が求めるものが起業なら起業、ダイエットならダイエットで、
関連する本を20冊買ったら、
全部読まなくてもいいので、必要なところを探して、
そのエッセンスだけをリストアップします
どんな専門家にも、元ネタがあります
20冊、本を買えば、大体のことは体系的に見えます
これはパクりではありません
組み合わせ方と、「体系化」がオリジナルなのです
音楽でいうと、つなぎ合わせてトラックメイクする
ヒップホップのスタイルです
再構築してリミックスするイメージです
本選びは、コーチングでいえば、
本田健あたりから始まり、
『嫌われる勇気』や『しつもん仕事術』『七つの法則』や
リチャード・コッチの『80対20の法則』を入れてもいいでしょう
20冊ぐらいあれば、
どんなジャンルでも大体メソッドになります
リストアップしてリミックスするには、
最も結果が出る順番に並び替えるといいでしょう
そして、できれば近い顧客にテストをさせていただくといいです
それによって、反応が聞けて、改善できて、顧客との関係も良くなって、
新規顧客にも自信を持って提案できるようになります
その後、体系的にデコレーションをして、
見え方を分かりやすくします
私が提供している「グレイトフルメソッド」では、
成果の出る「メソッド体系化テンプレート」もありますので、
それほど難しくなくデコレーションができます
デコレーションができたら、顧客に提案をしていきます
ここまでが、多くの人がやっている商品・サービス開発の方法です
ここから先は、商品開発の上級編です
多くの場合、顧客は悪気なく、
提供元であるわれわれを便利に使おうとします
こちらがフレンドリーのつもりでやっていても、
顧客はコンビニエンスに使おうとするのです
そこで、顧客の中で、
特に自分を便利扱いする人を2、3人、ピックアップします
ここで使いたいのが、2対6対2の法則です
最初の2は、何も言わなくても大きな成果を出してくれる人、つまり超優良顧客、
6は平均的な成果を出す人、優良顧客です
下の2こそが、こちらを便利扱いする人です
この中から、特に自分を便利使いする人をピックアップします
そして、意外に思われるかもしれませんが、
その人たちのわがままなリクエストを実際に作って提供します
わがままな顧客のリクエストは多岐にわたり、際限がありません
ということは、これは願望の表れなのです
これを逆手に取って、彼らを一緒に商品をつくるパートナーと考え、
徹底的に満足させることで商品を充実させます
ここでかかる費用は、商品開発費と考えてください
このコンビニ扱いをしてくる顧客とつくった商品を、
優良顧客に提案すると、
「そんなことまでやってれるの?」と喜ばれます
一度つくったことのある商品なので、
それ以上の手間をかけず、
ほかの顧客にとってのフレンドリーモデルになることができるというわけです
便利扱いを嫌がらず、むしろそれに応えていけば、
それが商品開発につながり、ライフタイムバリューが伸びるのです
わがままなコンビニ顧客の要望を、業界の常識で解決せず、
そこに何らかのエッセンスを入れることで、
業界の層を超える商品をつくっていきましょう
業界の層を越えられたら、
顧客が本来あるべき姿になれるような最高の提案をします
そして、それに対して顧客が払える最大の金額を請求します
その際、
「あなたがあるべき姿に変身していただきます」
と明言してあげればいいのです
たとえ変われなくても、顧客は自信を持つことができます
以上が具体的なステップです
次回、サービス・商品開発についてまとめますね
今日もありがとうございました!