ホームページ制作会社の選び方

・電話営業しているホームページ制作会社の実態とは?

・ホームページから新規顧客獲得はできるのか?

・どうやって優秀なホームページ制作会社を探すか?

ホームページ制作会社が電話営業してくる理由

自社で新規顧客できるホームページの戦略を持つホームページ制作会社は仕事が多い。クオリティも高い。売上も安定している。しかしその逆で自社でホームページで自社の新規顧客獲得ができない会社は売上を上げる手段がないので営業をする。

例えば異業種交流会に出かけて顔を売ったり、電話帳からリストを作って電話営業したり、業者に頼んで大量にFAXDMを流したりする。そういう会社に共通していることは自社で新規顧客獲得できるノウハウがないということしかもアウトバウンドする会社も多い。

もし彼らがちゃんとしたホームページを作れるなら、彼ら自身の会社のホームページをちゃんと作り、そのホームページ経由で新規顧客獲得できるはずである。または、彼らの制作した会社のホームページの評判がいいなら、口コミや紹介などで自然と案件が増えるはずである。しかし現実的にそうなっていないから電話営業に頼ることになる。ちなみに電話営業してくるSEO業者はかなりたちが悪い。

営業トークだけは秀逸

電話営業するホームページ制作会社のつくるホームページは月並みクオリティが低い。それは安易な雛形を使って制作をしているからだ。また制作スタッフも特別なスキルが必要ないのでアルバイトでも製作可能なプラモデルのような製作工程で成果のあがらないホームページが大量生産されている。

しかし彼らは電話営業が秀逸。毎日200件ほど電話営業をしているうちに、彼らは電話営業すらもテンプレート化していく。どういう会社に電話をして、どういう営業トークをすればいいか、彼らはセリフの書いてある台本を持ってトークしていく。私も過去に違うサービスで電話営業をした経験があるが逐一セリフは決まっていた。

楽して利益を上げようとする。こうやって電話営業の餌食になった人のホームページはレベル低いの大量生産のホームページとなり、とりあえず会社名で検索すればヒットする程度の会社の身元確認ぐらいの役にしかたっていない。

”ホームページなんて作っても無駄だよ”

という”風潮が広まっていく。

自社でホームページで自社の新規顧客獲得ができない会社はいつもクーポンを使う飲食店と同じようなものだ。料理やサービスの質を高める努力をせず、安易な客引きに走る。せっかく来てもらったお客さんを満足させようという意志がなく、販売して管理費をもらって売上をまかなっている。

彼らはお客さんにいい提案ができない。自社での売上を作るノウハウがないから、またはホームページで売上を上げた経験がないからホームページの戦略が分からないし、それ以上に、つまり顧客視点を持っていない。

一方、ノウハウを持たないホームページ制作会社はクライアント(素人)の意見をどんどん受け入れてしまう。彼らは何でもいいなりにホームページを制作する。そうやってどんどん売れない変なホームページとなっていく。これでは売上が上がるわけないのだ。

彼らはお客さんにいい提案ができない。売上の上がるホームページを作ったり運用した経験がないからそれを作る方法が分からないし、それ以上にそういう視点、つまり顧客視点を持っていない。

またお客さんの言いなりにホームページを作るので製作者は非常に楽である。言われた通りにやって成果が出なくても、お客さんの責任にできるからだ。

本質的に新規顧客を獲得するホームページというのは戦略と仕組みがしっかり備わっているはずなのだが、彼らは決まりきったテンプレートに写真や文章を流すだけもに終止する。

ここから学べることは、何でもハイハイとイエスマンのように言うことを聞いてくれるホームページ制作会社とは付き合わないほうがいいということだ。

顧客獲得できるスキルを持つホームページ制作会社を探す方法?

いい情報は世の表に出てこないのが常である。なんとなくで情報を待っていてもホームページで新規顧客できるノウハウを持ったホームページ制作会社の情報は出てこない。彼らは紹介の案件などで忙しいから営業もしてこない。

どうやって彼らを探せばいいのか?

まずはホームページで新規顧客を獲得する戦略を経営者が知る必要がある。しかしゼロから開発言語のHTMLやPHPを覚えるのではなくて、ホームページで顧客を獲得する戦略を知る必要がある。

基本的には会社を経営しているんであれば、顧客なくしては成り立たない。現場でのノウハウはどの会社にも存在しているはずである。その現場でのノウハウをオンライン世界にどうやって持っていくか?その戦略があれば比較的簡単に新規顧客を獲得することができる。

またオンラインでは今までアプローチできないターゲットにもアプローチできる。売上拡大のチャンスはオンラインには無数にあるといえるだろう。

何故なら、インターネットが始まって30年程たったが、まだ新規顧客を獲得する手法は実践している企業が非常に少ないからだ。オンラインの業界では96%のホームページが飾り物で4%の企業が成功していると言う。

まだ空き家が多いということである。

ライター 猪上素啓

顧客獲得型ホームページとは?